発信するからには

何かしら伝えたいことがあったはず。だけど、ニュースや動画サイトの映像からは、何を伝えたいのかがちょっと見えてこなかった。
そもそも、ALS患者は自身の症状をこんな風に伝えられることを良しとしているんだろうか。やらないよりはいいなんて反論も見る。だけど、当事者でない者が代役を担うのだ。当事者の意志ありきでないのなら、行動自体が形骸だろう。
誰かのために。そう考えるのは結構なことだけど、相手の立場になって考えるってそういうことなのかい。
「難病患者のために」と頭に付けば世間は大抵のことを赦すらしい。でも、支援金を集めるためにALS患者の代弁をするつもりが本当にあるのなら、氷水を被った映像で患者の抱える「何」が「誰」に「どんな風」に伝わるのかを、まずは考えるべきなんじゃないか。

反面

武井壮は氷水かぶらず「思いはALSに限らない難病支援などに」 (スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

言葉少なくとも、行為慎ましくとも、強く支援を訴えている格好良い人もいる。