読書週間

折角だから沢山読むつもりでいたけど、読書週間期間中に読めたのは二都物語だけ。ノーランはここから着想を得てダークナイトライジングを制作したのだとか。それぞれの登場人物を当てはめると、ハービーの罪を背負って隠居生活をしていたブルースはマネット医師。バットマントゥーフェイスの罪を着せて仮初の平和に身を委ねる反面、腐敗したままの体制を改善しようと努めてきたゴードンはダーニーとカートンの両方を兼ね、ゴッサムシティという仕組みに不満を持つ市民を利用し一族の復讐を果たそうとするベインたちがドファルジュ夫妻といったところか。……そうなってくると、ルーシーはブルースとゴードンを再起させたブレイクってことになるんだけど。なんと濃厚な(略

作品の主題とは少しそれるけど。

ロビンと役割が真っ当に描かれている作品としても、ぼくはライジングが好きだ。
若さを愚かだと見下さずに分別の無さを実直さと捉え、諦観や偽装を揶揄する立場。経験の積み重ねに殺される実直さや粘り強さ、情熱を再起させる。作中のブレイクこそサイドキックとしての正しい在り方だろうと思う。

何と比べてって、そりゃあ、あれだよ。あれ。同じくベインが出てたやつ。